公開日2019/11/15
どうも、塾講師のこうです。
昨日の記事がスマートニュースに初めて取り上げられたみたいで(いわゆるスマニュー砲)、アクセス数が僕にとってすごい状態になってます笑
気なるなーって人は覗いてみてください!その記事はこちらです。
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それで、この記事に対して少しコメントが書いてあったのでそれに対して僕なりの考えを書いていこうかなと思っています。
- そろばんで1級になっても高校の数学で評定が2だったから珠算塾なんてなくていい。それより、スポーツ、英会話をやらせた方がいいというコメントに対して
- そろばん系の計算で鍛えられた生徒は、計算の本質的理解が遅れる傾向がある。そろばんは伝統芸能として保存してほしいが、現代的な数学観からすればやめておいたほうがいいというコメントに対して
そろばんで1級になっても高校の数学で評定が2だったから珠算塾なんてなくていい。それより、スポーツ、英会話をやらせた方がいいというコメントに対して
スポーツ、英会話をやらせた方がいいという意見は僕も大賛成です。
これからの時代、英語を話せた方が絶対にプラスしかないです。でも、英語はあくまで道具(母国語が英語じゃない場合)の1つであって、それを使いこなせないと意味がない状態になってしまいますよね。
日本語だけ話せない状態だって同じです。同じ日本語しか話せない人の中にも、仕事で大成功している人もいれば、そうでない人もいますよね。結局、1つだけ秀でているものがあったとしても成功することはできないのです。そして、成功するためにはいろんな道具(コミュニケーション、様々な勉学、行動力など)をたくさん身に付けなければならないのです。
だから、何かを大成するための道具として英語を身に付けるべきだと思います。
また、スポーツも同じようなことが言えると思いますが、今回は勉強系のみにしたいと思います。
では、本題に戻ります。
そろばんが上手くても、数学ができるようにはならないのか。
これに対する僕なりの答えは
YES
です。
先ほどの、英語と同じ話になります。
そろばんもあくまで数学(もしくは、算数)ができるように近づける道具に過ぎませんよね。しかも、そろばんは数学に必須の道具ではないです。
これは、つまりどういうことかというと
「数学ができないのは、そろばんとは無関係であるということ」
僕は
そろばんができるという自信が、数学を「少しでも」できるようになる可能性を高める
と言っているに過ぎません。
何事においても、自信があった方が上手くいく可能性が高まりますよね。
まあ、上手くいかないこともたくさんありますけど。
僕だって、そろばんを幼稚園からしてて小学生のうちに9段まで取った種目もありました。しかし、数学が得意だったかといえば全く違います。どっちかというと、中学から始めた英語の方が得意でした。
そろばん系の計算で鍛えられた生徒は、計算の本質的理解が遅れる傾向がある。そろばんは伝統芸能として保存してほしいが、現代的な数学観からすればやめておいたほうがいいというコメントに対して
まず、計算の本質的理解が遅れる傾向があるということですが、これは僕も同感です。
理由は簡単で、問題を解く上でめんどくさいことをゴチャゴチャ考えている暇があるなら計算した方が早いから。
僕自身もこのタイプでしたね。小学校の間、筆算で解いたことほとんどなかったんで笑
でも、こういうのってこのように考えることもできますよね。
そのめんどくさい考えの良さが伝わっていないということではないですか?
たとえば、中学数学だと因数分解を利用して解く計算問題がありますよね。
101×99=(100+1)(100-1)みたいなの。
大体、2桁か3桁の計算ですよね。
これくらいなら、一瞬で計算できる子もいます。
僕も因数分解しないで、計算していました。
だから、こういう生徒には少しめんどくさいですが、桁数が大きい問題を解かせたりして工夫が必要です。
このような工夫をしてくれる先生に巡り合ってこなかったから、本質的理解が遅れるのではないでしょうか。また、公立の学校教育では、どうしても平均的な指導になってしまうことも原因の1つではないかなと思います。
また、最近のそろばんは技能を身につけるというよりも、道具の1つとして見られいるという印象です。(先ほども、道具の話をしましたが笑)
特に、中学受験の計算力強化のために、そろばんを習うって流れがあります。実際に、計算力強化にスポットを当てて、そろばん塾が20年ほど前から増えていますよね。最近じゃ、イオンの中にそろばん塾があるのも珍しくないですし、勉強塾にそろばん塾が併設しているところも増えました。
だから、そろばん習うのをやめておくというより、そろばんをどのように活かすかを考えるということが時代の流れではないでしょうか。
と個人的に思いました。
また、現代的な数学観をどのようなものとして言っているのか分かりませんが、僕なりの答えはこうです。
近年は、思考力をより重視されている傾向にあります。しかし、これは基礎があって、初めて成り立つことであると思っています。何もないところから何も生まれませんからね。この基礎というのは、僕がここで話している道具です。その中にそろばんが入っていてると僕は考えてます。今後もそろばんは大事な道具であると個人的には思っています。
今回は、ここまでにします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
普段は、全国の入試問題をなるべく丁寧に解説したものを投稿しています。
気になる方はぜひ、読んでみてください。
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