公開日2020/06/07
どうも、塾講師のこうです。
解説画像だけでなく、
解き方の流れ、考え方、覚えるべきポイント
もお伝えしていきます。
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全国の入試問題を少しずつ解説しています。
また、大阪の公立高校入試倍率、大学合格実績、部活動について書いています。
気になる方はクリックしてみてください。
僕は勉強が苦手で、努力で乗り切ってきたタイプです。
そんな僕だからこそ、勉強が苦手な人にとって分かりやすい内容になっているのではないかと思います。
※できる人にとったらまわりくどく感じるかもしれません。そんな人はそっとこのページを閉じてくださいね笑
また、問題集の解説がどうしても分かりにくいなーって思った経験ありませんか?
僕はあります。
この経験があって、ブログにもっと分かりやすい解説を載せようと思いました。
ぜひ少しでも多くの方の参考になればなと思います。
解説している問題を見たい方はこちらからどうぞ。
第一問
(1)解説「計算問題」☆
(1)①99.3%②96.1%③78%④91%
絶対値って何?って聞かれてしっかり答えることはできますか?
答えられた人はすばらしいですね。
答えられなかった人は、もう一度上の解説を見てください。
見てるつもりでも見れてないってことですよ。
やっぱり、何度も何度も繰り返すことが勉強です。
いきなりできる人なんていないんです。
それに、この問題の正答率は63.2%です。
自分の生徒たちでこの正答率ならショックですね笑
整数なのか、自然数なのかしっかりチェックしましょう。
そして、それぞれの説明をできるようにしておきましょう。
(4)解説「反比例」☆(5)「おうぎ形の角度」☆☆
(4)84.1%(5)71.1%
(4)ですが、反比例の式はしっかり覚えていますか。
覚えているよ!っていう人の方が多いと思いますが。
2つ式言える?っていうとどうでしょうか。
答えられる人が半分以下になるはずです。
できれば、a=xyの方も覚えてくださいね。
こっちの方が使い勝手がいいんですよね!
(5)は苦戦する人が多いです。
何をやっているか分からないうちは、解き方を覚えてしまってください。
そして、ある程度数学ができるようになったときに詳しい説明をしてもらいましょう。
わからない説明を聞くのは苦痛ですからね。
(6)解説「資料の整理」☆☆
(6)43.7%
この問題は非常にいい問題です。
こういう問題をいろんなところで出せばいいのにって思っちゃいました笑
なぜなら、1つの知識だけで解くことはできないからです。
相対度数って?
階級の幅ってどこのこと?
最頻値って?
階級値って?
これらすべてを理解していないと解くことができません。
1つでも分からないことがあれば、今すぐに教科書を見て確認してください。
今すぐですよ?笑
(7)解説「確率」☆
①82.8%②79.7%
これはよくある問題ですね。
しっかり何について考えなければならないのかを意識しましょう。
意外と聞かれていることと、違うことを答える人がいます。
あと、確率を聞かれているのに〇〇通りと答えちゃう人もいますよ!
要注意です。
(8)解説「連立方程式」☆☆
①75.6%②58.6%
これは学校や塾のワークに必ず載っている問題です。
つまり、みんなできるようになっていてほしい問題ということ。
だって、ほぼ同じ問題なんですから。
正答率はもう少し高くなってほしいですね。
この問題で重要なポイントは、
日本語を式にできるか
です。
この問題ができない場合、
日本語を式にできていない可能性がとても高いです。
おそらく1年生で習う文字式でつまづいている可能性がとても高いです。
例えば、1本x円の鉛筆を5本買って、代金はy円になりました。これについて、yをxの式で表しなさい。
って感じの問題ですね。
これはかなり簡単な例ですが。
あ、でも、これは小6でやりますね。
昨日、小学生に教えました笑
ってことは、小学生でつまづいていますね。
まあ、こんな感じでどこでつまづいているのかをさかのぼることが本当に大事です。
数学や算数は積み重ねていく教科です。
泥の上に家を建てても、沈んですぐにダメになりますよね。
やっぱり、しっかりコンクリートで固めて、その上に家を建てないとダメです。
しっかりコンクリートを固めていくような勉強の仕方をしていきましょう。
第二問
(1)解説「コンパスを使った作図」☆☆
(1)65.5%
少し作業が多い問題なので正答率が低めですね。
しかし、作図の問題は覚えることが非常に少ないです。
だから、作図が確実に出る地域に住んでいる人は必ず対策をしましょう。
しっかりできなければならないのは次のこと
・垂線(2パターン)
・角の二等分線
・二等分線
そして、この4つができたら
・60度
・45度
をかけるようにしていきましょう。
ここまでのことをできるようにするだけで作図は怖くなくなります。
むしろ、得意になっちゃいますよ。
たったこんだけです。
たくさんある計算方法を覚えるよりずーっと楽です。
勉強が苦手な人はこういうところからやるのもいいですね。
(1)解説「コンパスを使った作図」アニメーション
✖️印はコンパスの針を指す部分
こういう解き方を一度でも見ておくと、頭の中に残ります。
ぜひ見ていただければなと思います。
(2)①解説「平面図形」☆☆(2)②「平面図形」☆☆
①55.8%②43.8%
紙の大きさって普段深く考えませんよね。
だから、とっつきにくいので難しく感じた人も多かったと思います。
しかし、非常にいい問題だと感じました。
こういう問題がますます増えていく予感がしますね。
ただ、やることは変わりません。
上の解説を見ていただければ、(1)なんてとても簡単な問題です。
しかし、正答率は55.8%
いかに、普段考えて勉強する機会が少ないかを表してますね。
公式に頼り切った勉強から脱却しないとこれからの入試は太刀打ちできません。
手を動かし、自分で考える習慣をつけていきましょう。
(3)①解説「平面図形」☆☆(3)②「文字式と比」☆☆
①9.6%②43.8%
(3)は個人的に要らないかなと思いました。
大問2で1桁の正答率はやってしまいましたね笑
解いている最中の受験生はかなり焦ったことでしょう。
内容的に難しくありませんが、かなり時間がかかります。
ここで時間をかけてしまったため、後半の問題を解く時間がなかった人が多数いたことを正答率から予測できます。
ただ、よく考えられていてすごくいい問題なんですよね笑
こういう問題を増やすと、上位校には本当にできる子を集めることが可能ですね。
逆に、努力タイプの子は苦しくなりますね。
あと、次にようなことが大事になってくるかも。
取るべき問題なのか、それとも、捨てるべき問題なのか。
この部分をしっかり判断できる人は失敗しにくいです。
普段から少しでいいのでこういうことを意識するといいですね。
入試は満点を取る必要はないですからね。
同じ学校を受験する中でみんなができている問題をできていれば合格するわけですから。
第三問
(1)解説「直線の式」☆(2)「変化の割合」☆
(1)80.8%(2)61.6%
(1)(2)の両方とも基本的な問題です。
ただ、(2)の正答率が少し低いのが気になりますね。
ただ、変化の割合を4回調べるだけです。
こういうのを見ると、しっかり手を動かして最後まで解き切るということができない人が一定数いることが分かりますね。
僕はここで合格ができるかが決まってると思います。
なんとなく問題を解いている人は、最後までやりきれない人が多いです。
その一方で、絶対に合格してやるんだ!って気持ちでやれば自然と最後までやり切りますよね。
受験は同じレベルの子との競争です。
少しの差で合否は分かれるんです。
このことは常に意識しておきましょう。
(3)解説「関数(体積)」☆☆(4)「関数」☆☆
(3)38.6%(4)15.5%
この2問はしっかり図を描いて考えたかが全てですね。
(1)は三角形AHPが二等辺三角形であることがわかればとくると思います。
(2)に関しても、まず、平行四辺形の図を描くことができなければ何も始まりません。
平行四辺形が書くことができれば、CAとQPが平行であるので傾きが同じことを利用して、点Qの座標を求めることができます。
あとは、上の解説通りです。
正直、めちゃくちゃ難しい内容ではないので、しっかりできるようにしておきましょう。
第四問
(1)解説「相似の証明」☆☆(2)「円周角」☆☆
(1)41%(2)31.6%
ここの問題にたどり着くまでに時間をかけてしまった感じが正答率に現れていますね。
(1)(2)は決して簡単ではないですが、もう少し正答率が高くてもいいような気はしますね。
1つの問題に時間をかけすぎると、全体に影響を及ぼします。
2020年の奈良県入試は、特に時間の使い方を間違えれば大事故になる問題でした。
それぞれの問題に軽く触れておきます。
(1)のポイントは、三角形の内角の和が180度であることを使えるかどうかです。
このタイプの証明は定番なので、解いたことがある人がほとんどだと思います。
しかし、絶対に解けるような状態にしている人は少ないかもしれませんね。
確実にできるように演習しておきましょう。
(2)のポイントは次の2点です。
・(1)の△AFEと△BCEが相似であることを利用できたか。
・二等辺三角形に気づけたか。
ここをしっかり見ることができれば解けるはずです。
また、円周角の定理も使っていますが、円の絡んだ問題で使わないことはないのでポイントから外しました。
円周角の定理に気づかなかった人は、円が出てきたら必ず使う!と思っておいてくださいね。
(3)①解説「平面図形(辺の長さ)」☆☆
①47.8%
この問題は、BGを結ぶことができて、△BDFと△BDGが合同であるかに気付けるかがポイントでした。
でも、見た目的に合同なのは分かりやすかったかもしれませんね。
少し難しいかなって思いましたが、正答率は高めで少しびっくりしました。
問題は、しっかり理解して解けているかですね。
なんとなくで正解した人が一定数いると思います。
(3)②解説「平面図形の応用(面積)」☆☆☆☆
②1.5%
この問題は難しかったですねー。
これはできなくて構いません。
あー、なるほど、こうやって解くのかーって思えれば十分です
なぜ解けなくてもいいのか。
それは二重根号(√の中に√があること)が出てくるから。
(もしかしたら、出てこないやり方があるかもですが笑)
これは中学校の授業でまず扱わないです。
高校では出てきますけどね。
これが解けた人は、絶対にトップで合格しているでしょう。
本当に凄いと思います。
難易度☆マークの説明
難易度の説明
☆:全員解けなければならない問題
☆☆:標準問題(B問題採用校受験の人は解けるようにすべき問題)
☆☆☆:応用問題(C問題採用校受験の人は解けるようにすべき問題)
☆☆☆☆:チャレンジ問題(解けなくても合格できるであろう問題)
大阪の受験生向け
A問題採用校受験の人は、☆の問題のみ解いていきましょう。
B問題採用校受験の人は、☆と☆☆の問題をまず解けるようにして、余裕があれば☆☆☆まで解けるようにすると最高です。
C問題採用受験の人は、☆~☆☆☆を全部解けるようにしましょう。そして、できなくてもいいので☆☆☆☆は必ずチャレンジしてください。
日本全国の高校入試数学の解説を見たい方
上位校は目指す人は必ず日本全国の入試問題にチャレンジするべきです!
今回は2020年奈良県公立高校入試数学をお伝えしました。
これから少しずつ公開していきますので、参考になる方が1人でもいれば嬉しいです。
数ある中の1つの意見として読んでいただければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。