どうも、塾講師のこうです。
みなさんは、子どもの時に習い事はしていましたか?
僕はというと、
体操、サッカー、ピアノ、水泳、習字、そろばん
を習っていました!
今思うと、親には感謝しかないです。
ただ、ほとんど身にはならなかったですけどね笑
その中で、僕が特に習ってよかったと思うのは
そろばん
です。
数年前にニュースでよく取り上げられていたので知っている人もいると思いますが、
東大生・京大生の80%はそろばんを習っていたことがあると答えていたらしいです。
東大生・京大生がどのくらいの割合がそろばんをしていたかにはあまり興味はありませんが、このような話が出るということは
そろばんを習うことのメリットは多い
ということですよね。
ということで、今回は
「そろばん教室を選ぶときの7つのポイント」
をお伝えしたいと思います。
そろばんで身につく6つの力
引用元:そろばんの効用|日本珠算連盟
注意深く観察する力
そろばんは1つの珠(たま)の動かし方のミスで答えが不正解になってしまします。だから、少しのミスも許されない緊張感が常にあります。この緊張感の中で、正しい答えを導くために、数字をよく見る必要があります。
これは、大人社会で必要な力ではないでしょうか。少しのミスで大企業がつぶれることだってある時代です。企業をうまく経営する上で数字を見ないことはありません。
だって、数字を見ることで分析し、企業を発展していく必要があるのですから。
イメージやヒラメキの力
河野貴美子先生(日本医科大学)の研究発表で、有段者の珠算式暗算は右脳を使用していることが分かったそうです。問題解決・発明などのヒラメキは右脳から発生すると言われており、その力を育てるために珠算式暗算が有効だそうです。
記憶する力
暗算には珠算式暗算(右脳使用)と算数式暗算(左脳使用)とがあります。珠算式暗算は右脳で処理した答えのパターン記憶を行います。よって、珠算式暗算のトレーニングは直観像として長く記憶にとどまるそうです。よって、珠算式暗算は記憶する力を鍛えることができます。
集中する力
そろばんの珠算1級のかけ算は6桁×5桁の問題が20問並びます。1問計算する上で、100回以上の指先操作を要求されます。計算中は、かけ算の九九を30回唱え、11桁(100億)の答えを書くことになります。
1問を正解する上で、1つのミスも許されません。常に集中しておかなければ正解にたどり着かないのです。そろばんをする上で絶対に身につく力です。
情報を処理する力
現代ではコンピューターの発達で膨大な量の情報が行き交っています。求められる力は、その膨大の情報をうまく処理する力なのです。
そろばんは、数字をミスなしに速く読み取り、右脳で秒速処理を行い、左脳で正確な数字情報に変換します。
このトレーニングを通して、情報を処理する力が身につきます。
速く聴き・早く読む力
そろばんと言えば、フラッシュ暗算を真っ先に思い浮かべる人も多いと思います。
しかし、それ以外にも「読上算(よみあげざん)」というものがあります。
これは、読み手が読み上げる問題を即座に聞き取り、正しく計算する種目のことです。このトレーニングは、「速く聞き取る力」をトレーニングすると同時に、「速く読む力」もトレーニングしているのです。この能力は一生必須な能力ではないでしょうか。
そろばんを選ぶときの7つのポイント
幼稚園から習うことを推奨しているか
幼児教育がとても大事であることはとても有名であると思います。
そろばんは手先を使うので、脳を活発に動かし、思考力・記憶力・運動能力が発達すると言われています。この発達は、幼い時ほど効果が高いとされているので幼稚園からそろばんをするべきだと考えます。
※僕自身、そろばんも指導経験があり、早ければ早いほど珠算式暗算が身につく可能性が高くなる実感があります。ただ、あくまでそろばんを習うことができる前提として、ひらがな・数字が書ける、椅子に座り続けることができる、1人でトイレに行くことができるなど条件を付けている教室が多いように感じます。
週3回以上を習うことを推奨しているか
珠算式暗算はすぐに身につくものではありません。僕自身、有段者になったのは小学5年生ですが、週5回も通っていました。 週2回で珠算式暗算がしっかり身につくとは正直考えにくいです。もちろん、才能があって、とても上手くなる子は存在します。しかし、そんな話は稀です。
最低でも週3回は通うべきです。
もし可能であるなら、習いたての時こそ多く通わせるべきであると思います。
珠算式暗算を重視しているか
そろばんを使って計算をするのと珠算式暗算で計算するのとでは全く異なります。
そろばんの目標はできるだけ珠算式暗算ですべての問題を計算することです。
なぜなら、そろばんを持ち歩くわけにはいかないですからね笑。しかし、中には、そろばんを使った練習ばかりする教室も存在すると聞きます。入会する前に、必ず確認しましょう。
また、フラッシュ暗算は珠算式暗算を重視している教室でしか上達しません。
大会に参加しているか
大会に参加しているかは、「上達の速度」に影響を与えます。
幼いうちはそろばんをただすることに夢中で上達することなんて考えませんよね。しかし、大会に参加するとなると、周りのお兄さんお姉さんが上位にいこうと頑張っている姿を見ることになります。よって、自然と同じ目標ができます。
何も考えずにただ練習する人と、目標をもって練習する人ではどちらが速く上達するでしょうか。これは、言うまでもありませんよね。
フラッシュ暗算だけでなく、読上暗算・読上算の練習をしているか
フラッシュ暗算は、目で見て珠算式暗算を鍛えることができます。しかし、これはパソコンがあれば、誰でも練習することができます。
しかし、読上暗算・読上算は読み手がいて初めて成立します。つまり、読み手が上手くないと成立しないのです。
よって、読上暗算・読上算をしている教室は指導者のレベルが高いことが多いです。ここは特に重要視して選ぶことをおすすめします。
先生が有段者であるか
これは、言うまでもありませんよね。上手くなればなるほど、速く計算する方法を知っています。また、さまざまな計算の方法も知っています。「方落とし」、「両落とし」という計算方法の名前を知らなければ、知識不足すぎるのでその教室はおすすめしません。ちなみに、計算が速い人は 必ず「両落とし」で計算しています。
1級の合格者、または、有段者の人数を公表しているか
自信を持っている塾は、自分の教室のすごいところを普通宣伝しますよね。しかも、そうしないとそろばん教室の経営なんて難しいのです。昔なら習い事の数自体少なくて儲かってたと聞きますが、今はいろんな選択肢がありますからね。
ただ、近年は有段者まで育成することを目標にしない教室や大手塾がそろばん教室を併設してたりしますよね。こういう教室は公表していることは少ないと思います。
また、公表していてもその教室独自の検定であったりします。公式のそろばんの検定は数種類あります。もっとも難易度が高いのは日本珠算連盟の検定試験です。独自の検定を否定するわけではありませんが、しっかり見比べることをおすすめします。
今回は、将来役立つ力を身に付けてほしいと考える保護者向けに書かせていただきました。
数ある中の1つの意見として読んでいただければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。