どうも、塾講師のこうです。
先日の3月19日に大阪では公立高校入試の発表がありました。
僕が指導している生徒たちの結果を簡単にお伝えすると
1人だけ不合格で、他の生徒は全員合格でした。
不合格の生徒が受けた高校は大阪の中で人気校で
100人以上落ちるのも最近では普通になってきています。
しかも、合格を勝ち取るには内申が足りないような状況で
当日の試験で好成績を取らなければなりませんでした。
正直かなり厳しいと見ていましたが、その予想通りの結果でした。
しかし、この不合格がすべてではありません。
もちろん、合格した生徒も合格がすべてではありません。
公立高校の合格発表後の本当に大事なことが何かをお伝えしたいと思います。
公立高校の合格発表で何も決まらない
中学3年生にとって公立高校の合格発表は人生で一番くらいに緊張する瞬間だろう。
合格した人は歓喜に沸き。
不合格だった人はかなり落ち込むことだろう。
しかし、この結果でこの先の人生が大きく変わるだろうか。
この高校に入れば、将来安泰だ。
あるスポーツが強い高校に入れば、将来必ず活躍できる。
この高校に入らなければ、将来は真っ暗だなんてあるだろうか。
あるスポーツが強い高校に入れなければ、将来活躍することは不可能なのだろうか。
すべてNOであると僕は断言したい。
合格後、中学校ではトップクラスいたのに高校では下のほうになって挫折を経験することもある。
また、不合格の経験からはい上がって素晴らしい結果を生み出すこともある。
この先の出来事なんて全く分からないのだ。
だからこそ、周りの大人がその結果だけにとらわれずにしっかりできるだけ正しい道へ導いてあげる必要性が大事になってくる。
大事なのは何を学んだかである
合格をすれば、これまでのやり方はだいたい正しいと思ってもいい。
しかし、その合格は本人の力のみで可能だったのか。
それは全くありえないだろう。
本人たちは気づかないかもしれないが、
落ち込んでる時にいつもより豪華な食事を出してくれる母親であったり、
雨の日に塾の送り迎えをしてくれた父親の存在であったり、
この他にも、この中学3年生の1年間は特に多大なサポートを受けたに違いない。
まず、そのサポートの大事さを学んでほしいと思う。
その上で、他の多くの大事なことを学べるだろう。
また、不合格であった方が学べることが多いはずである。
まず、何らかの勉強の仕方が悪かったから不合格になったのだから。
だから、この1年間の悪いやり方を見直して、次の試験では必ず成功を収めてほしい。
しかし、この不合格という失敗がもっと大きく成長できる手助けをしてくれるかもしれないのだ。
悪いやり方を見直してより良いやり方を見つけることができれば、合格した人たちを大きく超えることができるかもしれないのだから。
この経験を合格をした人たちよりも早く経験できる。
この経験の大事さは年を取れば取るほど、分かってくれる人が多くなるだろう。
僕自身、失敗はたくさんした方がいいと思っている。
だって、それだけ大きく成長できるチャンスがたくさんあるのだから。
失敗から成功を導くことができる経験を学べるのは、不合格の特権である。
そして、これからどうしていくかを考える方がもっと大事
合格した人は、そこで終わりかというとそんなことはありえない。
この先、大学、専門学校、就職とさまざまな道が続いていくのである。
この合格に安心した時点で、同じ合格をした人から遅れをとっているのである。
それは大げさだと思っている人もいるだろう。
しかし、これは本当である。
進学塾で中学生を教えているときに、ある旧帝国大学に行きたいのでその実績を考えてこの高校を選んで合格を勝ち取った生徒がいた。
この生徒は、高校受験を通過点と思っていただろう。
もし、安心している人と先を見据えている人が同じ大学を最終的に目指すことになれば、この時点での差は絶対に3年では埋まらないと思う。
それくらいこれからどうしていくかを考えることは大事なのである。
また、不合格であった人は学ぶチャンスが多い話を先ほどしたが、
それを実行に移さなければ意味がない。
実行しなければ、この先同じことの繰り返しである。
だから、これからは失敗から成功を学べることをしっかり実行していってほしいと思う。
今回は、合格発表自体が大事ではなく、今後の取り組みが大事である話をしました。
僕の教え子たちがこの大事なことをしっかり実行してくれることを願っています。
数ある中の1つの意見として読んでいただければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。